メソッド
注記
この章では、一般的なプログラミング言語におけるメソッドとは若干異なる概念である、JavaScript のメソッドについて説明します。他のプログラミング言語の経験がある方は注意して読んでください。
メソッドの作成
JavaScript において、関数は一種の値ですので、当然のことながらオブジェクトのプロパティとして使用することもできます。このような関数のことをメソッド
と呼んでいます。
const someObject = {
someMethod: () => {
console.log("Method called");
},
};
someObject.someMethod();
上記の例において、someMethod
はsomeObject
のメソッドである、といいます。
ヒント
console.log
はconsole
オブジェクトのlog
メソッドで、document.write
はdocument
オブジェクトのwrite
メソッドです。
メソッドの省略記法
オブジェクトのメソッドは、次のように記述すると簡単です。
const someObject = {
someMethod() {
console.log("Method called");
},
};
以上のコードは、前項のサンプルコードとほとんど同等です。